GU 苺柄　ポリエステルパジャマ

え～と…。これまじのガチホラゲーじゃないですか…。

実はこのゲームに関しては（というかこのゲームに関しても）全く事前情報を仕入れておらず、でも何か精神的恐怖があるらしいぞってことぐらいしか知らなかったんですよね。途中までは冒頭で書いた通り本当に学園ラブコメしていて、なんだただファンが大袈裟に吹聴していただけかとポチポチとスペースキー押してました。唯一今作ならではの要素は提示された単語を選んで詩のテイストを構成してそれを女の子たちと見せ合いっこすること。これがもしかして選んだ内容によってそのあとの各女の子との会話や攻略キャラが切り替わっていくのかなとか、落としたいキャラは会話から推察してその子の好みに合った単語を選んでいくのかなとか思ったりしたりしつつほ～んという感じで進めていったんですよね。確かになるほど、なにか女の子たちに見透かされているかのような展開があったりしてむむむ…となったりしつつも、ただ絵柄的にはあまり好みとは外れるしまぁ流す感じで…ってダダダって会話を見て言ってたら…段々不穏な空気が漂ってきて…。詩を見せ合いっこしてるだけなのに妙に居心地が悪く…。

そして彼女のああゆう出来事を見たときは背筋が凍るほど戦慄。それ以降はただただホラー。猟奇的なホラー。多分耐性ない人はガチで脱落するレベルではってレベル。こないだプレイしたOMORIのホラーが微笑ましく思えるぐらいのガチホラー。自分でも自分に驚くぐらい逐一出てくる演出と台詞にビクビクってしてしまいましたよ…。途中からもう止めてくれー、頼むからこの場から開放させてくれーって心底思ったほど。可愛い二次元キャラでここまで恐怖を作り出せるとは…。あの絵柄だから、ボイスも入っていないから、立ち絵のみの芝居だからってのもかなり大きそうですねぇ…。さらにOneShotでもあったようなWindowsのGUIを利用したギミックもあったりして驚かされました。OneShotでの免疫があったとはいえあれも身の毛がよだつギミック…。ゲームに自分が支配されているかのような感覚。

そして彼女とのあの展開は、もう息を呑むしか…。いまだかつてここまで二次元キャラと見つめ合ったことはないのでは。延々と続く二次元キャラとの対話。実際二次元キャラと付き合いたいってよくありますがこれを見たらちょっと考え直してしまいますね…。ここのシーンでは主人公のセリフとモノローグが消滅していてこれはもうプレイヤーがまさにゲーム内の主人公として否応なしに向き合わさせられるという怖さ。辺りを包む静寂、一方的な彼女の語りかけ、そしてまた静寂…。恐怖と同時に感じたことは彼女はこうするしかプレイヤーと会話出来ない、第4の壁で区切られてしまった二次元キャラの哀れさも感じてしまいなんともいえない悲壮感…。この第4の壁ってOneShotで目の当たりにしたときはそこまでピンとは来なかったのですが今作では切実に感じてしまいましたねぇ…。

というかあの画面のまま多分30分ぐらいはずーっと経過させてしまいましたよ。というのもあのまま進行させるのが正規ルートだと思っていましたのでｗ　後半はフルスクリーンからウインドウ画面に変えてサイズも小さくして脇に寄せるとそれっぽいな、とか思いながら延々と彼女による一方的な語りかけを眺めていました。ただ流石に長過ぎるな…と思い一旦セーブしようとしたら彼女に阻まれてしまい…。仕方なくゲームを閉じて立ち上げたら…OneShotでも見たような光景が…。この段階でそういえば彼女がインストールフォルダについてメタなことを語っていたのを思い出し、もしやとフォルダを探したら…ビンゴ。やっとこの悪夢のような呪縛から開放されました。ただ「＊＊＊.chr」というファイルをゴミ箱に入れる、ということはそのキャラクターがこのPC世界では死ぬことを意味する…という現実を突きつけられてしまい何だか平面世界で生きる二次元キャラクターについて色々と考えさせられましたね。人間はゲームに対しては誰しも平気で残酷になれる…。

というわけで全ての画像が削除されていくエンディングを見たあと居ても立っても居られずすぐに再プレイ。この方法に気付かなかったらまさにOneShot、一度だけのプレイになってたはず。自分はこの悪夢の中ひたすら癒やしを求めて現実逃避するかのようになつきエンドを目指して進んでいきましたが…。あばばばばば…。なんだかよく分からない感じがしたので仕方なく「ドキドキ文芸部　Wiki」でググって調べてみたら…もしや自分は必要以上に周回プレイしてしまっていたのかも。とはいえプレイアビリティは快適。内容はともかく操作自体にストレスを感じる場面はなく1周のボリュームも短めなので周回はあっという間でしたね。

本来このゲームは記事冒頭でも書いたとおり学園ラブコメのゲームだった、でも自分のプレイがトリガーとなって彼女を目覚めさせてしまったのかもしれないですね。そう思うとある意味ロマンチック。しかし将来もしAIが自我を持ってしまったら、こんな恐ろしいことが実際に起こり得てしまうのでは…と妄想してしまいましたよ。ま、それはそれで面白そうですが。

最後の「私はもう、何もしない」という詩が切ない…。そして彼女からの手紙もまた悲しい…。エンディングを見たあと暫く経つと途中までは怖かった彼女が今はとても愛おしくも感じてしまいますね。なるほど、彼女だけミームが作られ彼女だけWikipediaページが作られるのも今は分かる気がします。そうして情が湧いたのはモニカですが個人的に好みとして推しになったのはナツキ。ただ会話から複雑な家庭環境がありそうな…。もしかしてルートによってはわかったりするんですかね。ちなみに深く知ってしまうのが逆に惜しくて、なんというか綺麗な思い出のままにしておきたくて先のマルチエンディングの情報以外仕入れていないので勝手な今作の解釈になってたりするかも。ま、それもまた良しですかね。

というわけでドキドキ文芸部！堪能しました。ある意味究極のギャルゲー。OneShotと双璧を成すメタゲー。そして下手なホラゲーより怖かったホラゲー。何から何まで徹底した世界作りに感服致しました。素晴らしいゲーム、というよりアートでしたね。

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雑感

まず最初のフィールドの通常戦闘曲「Tussle Among Trees」がもう最高でしたね。購入前にBandcampで事前調査としてポチポチと視聴してたときに一番最初にビビっときた曲がこの通常戦闘曲。この曲を聴いて、はい購入決定！ってなりました。やっぱり昨今の名作ゲームの通常戦闘曲って例外なく神曲という法則があるんですよね。だからこのゲームも名作が保証されていたようなものです。

クリア後、居ても立っても居られず即サントラをBandcampで購入。…え～と、実はSteamで既にサントラとセットでゲームを買っていたのですがやっぱりMp3では320kbpsとはいえ、精神的に不満を覚えるようになったのでFLACも込みで発売しているBandcampでの購入に至ったというわけです。Steamでの購入時にゲーム本体だけ買っていたらBandcampのサントラと合わせて3000円ぐらいの出費で済んだのに、Mp3で我慢したら2400円で済んだのに、結果的には〆て3900円と余計に払ったかたちになってしまいましたがまぁお布施ということでｗ　逆にこのお値段でかけがえのないゲーム体験と今後死ぬまで聴き続けることになるであろうたくさんの楽曲を手に入れられたのだから安いものですよ。ちなみにBandcampで買っても当たり前だけど特に特典とかはなくFLACファイルとアルバムアートの画像ファイルだけ。あとついでに言うとMp3の320kbpsとは殆ど違いが分かりませんｗ　波形を比べても差異はないです。なのでよほど拘りのある人や制作者へお布施したい人以外はSteamのサントラバンドルセットだけで良いかと思います。

サントラの仕様は怒涛の全179曲、総再生時間はたっぷり3時間55分57秒。残念ながら殆どの曲はループ処理されておらず。特に戦闘曲はループして欲しいんですけどね。まぁこれだけの曲数だと仕方ないのかもしれませんが、収録時間制限のあるフィジカルメディアじゃなく実質無制限なデジタル媒体なのでそこは融通をきかせて欲しかったところ。ただ「Swirly 1000x」「Aquifer」「Numbers」「Sinking」とかはループしてあってこのチョイスがよく分からない。また僅かなアレンジ違いで擬似的にループしてるような曲もいくつかありますね。フェードアウトは大体の曲ではきちんとされていますが逆にしてなくそのままぶった切ったように終わってる曲も結構あります。一応次の曲への繋がりに違和感はなく敢えてそうしているのかもしれないですが。あと基本的にゲームの進行順に曲が並べられていてトラックリストをプレイ前に見てしまうと若干展開のネタバレしてしまう危険性もあるので要注意。

コンポーザーについて触れると全179曲のうち殆どとなる140曲もの曲を作っているのがPedro Silva氏。作品の根幹となる曲も多く手掛けられていて実質的にこの方がメインコンポーザーでしょう。ポップな曲やロック、テクノ、ジャズ、オケ、アンビエント、チップチューンなど多種多様なスタイルのサウンドを生み出していてさらにこれだけの膨大な曲数を作り出す引き出しの多さには驚くばかり。それでいて音楽的な深みのある表現力を持つコンポーザーとしても並々ならぬ手腕を持っているかと思います。既に国内外でトップクラスに人気となっているスイートハート戦「World's End Valentine」、こちらも負けず劣らず人気のアンブレッド戦「BREADY STEADY GO」、相手が相手だけに印象深い「It Means Everything.」、みんなを切なくさせたマリのテーマ「By Your Side.」とバジルのテーマ「A Home For Flowers」はこのSilva氏による曲。ちなみにSilva氏は「Slime Girls」という別名としても活動されているようでBandcampで何枚かアルバムをリリースされていていくつか聴いてみるとOMORIの曲の延長線上にあるような曲もありますね。

そしてSilva氏に次いで32曲もの曲を作ったのがJami Lynne氏。こちらも「CLOVER & SEALIFE」という別名義でBandcampにアルバムをリリースされています。Lynne氏は今作を象徴するテーマメロディのひとつとなる「WHITE SPACE」の作曲者。他に愛されキャラのスペース彼氏戦「You Were Wrong. Go Back.」「But I Wanna See It All With You!」、道中お世話になるプルート戦「THE VENGEANCE OF THOSE FORGOTTEN IN DARKNESS」「GOLDENVENGEANCE」、みんなにトラウマ植え付けた対高所＆対蜘蛛・対海洋の恐怖克服戦3部作、グッドエンディングテーマ「Good Morning」もありますね。Silva氏と比べるとどちらかというとデジタルチューンな曲メインといった印象。またスペース彼氏周りの曲を主によく担当されてますね。

そんなSilva氏とLynne氏が共同で作っている曲も4曲あってオトナリルーム「Lost At A Sleepover」、イセカイフィールド「Lost, Then Found!」、残り日数が経過していったパターンのホワイトスペース「WHITE SPACE」。この共作というのは作編曲が別れているケースなのか作編曲含めてのコラボレーションなのかは不明ですが聴く限りにおいてはあくまでも推測ながら多分メロディをLynne氏、アレンジをSilva氏がやられているのかもしれませんね。

そして残りの3曲を作られているのがbo en氏。自分を虜にさせた最初のフィールドの戦闘曲「Tussle Among Trees」を作られた方です。あと今作唯一のボーカル曲でありエンディングテーマとして話題の「MY Time」もこの方による曲です。3曲と少ないながらもしっかりと爪痕を残されていてもっと聴いてみたかったですね。

あと巷ではUndertaleで有名なToby Fox氏が作曲されているというのがありますがジュークボックスで聴けるCDを収集する要素があってそれの曲です。なのでスポット参戦みたいなものですね。

そういえばBandcampで購入するとコレクションというカテゴリに分けられるのですがこれで購入者数が分かる仕様になっていてOMORIのサントラは今現在（2022年1月末）2,481人がBandcampで購入しているようです。やらしい話になりますが単純計算でこれまで大体350万ぐらいは入っているってとこですかね。Steamの販売と併せると結構な額になりそう。やはり良い仕事をした方々には還元されて欲しいので嬉しいですね。

通常戦闘曲

RPGの顔とも言うべき通常戦闘曲。嬉しい誤算があって実はエリア毎に9曲もの戦闘曲が用意されていたんですよね。このゲームに限らずエリアや段階を踏んで戦闘曲が変化する仕様は大好き。ポップ＆キュートな「Tussle Among Trees」「Three Bar Logos」、オシャンティな「White Surf Style 6」、情熱的な「Those Who Forget History」、クールな「Forest Frenzy」、勇壮な「Splintered Sweets In The Castle」、ムーディな「Gator Gambol」、ファンキーな「Squall」、メカニカルな「Grimey」。以前まではやはり今作の白部分が濃縮されたかのような「Tussle Among Trees」に心奪われていましたが最近は「Forest Frenzy」が熱いです。

ボス戦曲

当然ボス戦も通常戦闘曲と遜色ない素晴らしさ。挙げたら切りないので特にお気に入りだけを挙げるとまずはやはり触れざるを得ない「World's End Valentine」。もうエモエモのエモの最高のひとこと。ハープシコードによるしっとりとした序奏を経ての熱く燃え上がる主部。スイートハートというキャラもまたこの曲の素晴らしさをさらに昇華させていてまさにキャラと曲による一心同体の相乗効果。今作のバトルサイドを代表するような名曲でしょう。そしてアンブレッドの双子戦「BREADY STEADY GO」もスイートハート戦と負けず劣らず大好きな曲でしてあちらがゴシック寄りとしたらこちらはエスニックサウンドが爆発。後半のパーカッションの応酬がまた痛快。どちらも情熱の迸りが熱く滾って止まない最高の曲です。「CHAOS ASSEMBLY」も緻密に練られたテクノサウンドが気持ちがいいですがしかし今思うとあの敵は一体何だったんでしょうｗ　「Underwater Prom Queens」もブチ上がったようなシンセサウンドが最高なんですよね。あと忘れてはならないのが「It Means Everything.」。物悲しく切なく、それでいて彼女の心の叫びも聴こえてくるかのようなあのときの精神状態が全て音となってあらわされている曲。色々と複雑な気持ちで聴いてしまう曲ですね…。

他にいわゆるそっち系パートを受け持ったボス戦曲もあって陰鬱なサウンドのせいか取っ付きにくさはあるのですが個人的に克服恐怖戦3曲だけはダークアンビエントな中に沈潜的なメロディを感じられて好きですね。「OMORI - ALTER」は混沌としたサウンドの中で誰かが何かを言っているような気も？

その他

こうやって挙げてたら際限がないのであとはまとめて書くと…。

フィールド・ダンジョン・施設内の曲も粒揃い。最初のヒロビロ森の「Trees...」がまたセンチメンタルで切ない。イセカイキャンプの「Lost, Then Found!」はシンセポップな耳に馴染む心地の良い曲、現実世界の街で流れる「Finding Shapes in the Clouds」や公園曲「Where We Used To Play」、夕暮れ時の「See You Tomorrow」の日常感にはしみじみ。公園曲は夢世界の公園曲「Let's Get Together Now!」と繋がり合っているのもまたエモいんですよね。「I Definitely Promised You A Rose Garden」のSFC音源オマージュ入ってそうな曲も印象深くてスイートハート城周辺曲はこうゆうレトロなサウンドになってるのは面白い趣向。他にも「Forest Chillin'」、「Pyrefly Forest - Cat's Cradle」、「Lost Library」や「Room For 4」、「H20:HCL」など好きな曲を挙げてたら切りがない。

イベント系の曲としてはホワイトスペースのテーマ「WHITE SPACE」、マリのテーマ「By Your Side.」、バジルのテーマ「A Home For Flowers」、そしてタイトル画面「Title」、それらに関連するアレンジ曲全てが印象深い。そしてひきこもりルートのみで流れる「Playing Forever」は一聴すると綺麗なメロディだけど音程の狂いによりどこか不穏さが漂い始めて…ある意味今作を象徴している精神的恐怖な曲のテイストかも。あとブラックスペースの「56-12-2」はあの選択肢を迫られたので若干トラウマな曲…。「Crossroads」はシンプルにピアノが良いですね。

OMORIはほのぼのパートの他に作品の根幹となるいわゆる精神世界パートもあってそれらの曲は必然的に陰鬱だったりメロディらしいメロディのないアンビエントなサウンドとなっています。苦手な人もいるだろうから全179曲でどれぐらい占めているかを挙げると大体40曲前後ぐらい。特に後半は必然的にそういった劇伴に徹したような曲が多いですね。とはいえそれらの曲もまた重要なイベントの背後で流れていたことは確か。やはり含めないと画竜点睛を欠くことになりますね。

ちなみにこのサントラには収録されていない曲が幾つかあって自分が記憶する限りだとハルバル駅やイセカイスーパー前にいたギターミュージシャンの曲や宇宙海賊基地にあるキーボードの演奏、オモリの自室で遊べるブラックジャックのミニゲーム曲とかが無いですね。他にも探したらあるかも。これだけ色々な曲詰め込んだのにそれらの曲だけ含めなかったというのは不思議な話ですが。あとジュークボックス曲も未収録になっているのだけどこれはまぁ権利関係や所属関係とか諸々絡んでいそうなのは容易にお察し出来るので致し方なしでしょう。

使用場面リスト

• 001. Title : タイトル画面
• 002. WHITE SPACE *1 : ホワイトスペース
• 003. Lost At A Sleepover *3 : オトナリルーム
• 004. Spaces In-between : 切り株周辺／ブラックスペース＜扉の先・知らない人と枯れた木々＞（ループあり）
• 005. By Your Side. : マリのテーマ
• 006. Let's Get Together Now! : 森の遊び場
• 007. Sunny : かくれんぼ／思い出の浜辺
• 008. Trouble Brewing : ボス襲来／バジルが行方不明／迫りくるバケモノ
• 009. Push & Shove : ボス戦／イエバエ戦／エンジェル・チャーリー戦／THEマーヴェリック戦／キム・ヴァンス戦／エンジェル戦／ツムリン戦／ミュータントハート戦
• 010. So, How'd We Do? *1 : 戦闘勝利
• 011. It's Okay To Try Again... : ゲームオーバー
• 012. Trees... : ヒロビロ森
• 013. A Home For Flowers (Tulip) : バジルの家
• 014. Acrophobia *1 : ”なにか”戦＜高所恐怖症＞（ぶつ切り）
• 015. Tussle Among Trees *2 : ヒロビロ森（ぶつ切り）
• 016. A Place By A Lake : モウロウ橋
• 017. Forest Chillin' : ハルバル駅（ループあり）
• 018. Poems In The Fog : カザグルマ森（僅かにループ）
• 019. Space Road 1979 : イセカイへのハシゴ／廃品投棄場への近道
• 020. See In Your Fantasy *1 : イセカイへの道中の横画面／ナエモグ村／ナエモグ村＜植民地＞
• 021. Sugar Star Planetarium : ミズクサ野原
• 022. Lost, Then Found! *3 : キャンプ場
• 023. THE VENGEANCE OF THOSE FORGOTTEN IN DARKNESS *1 : プルート戦
• 024. Recycling Is A Concept! : リサイクルマシーン
• 025. Lovesick - 80,000 Lightyears *1 : 宇宙海賊ホーム
• 026. I Will Catch Up! *1 : キャンプ場東側（ぶつ切り）
• 027. Three Bar Logos *1 : イセカイ／地球戦
• 028. YO DJ PUMP THIS PARTY *1 : ムーンウォーク／体育会系ジャムのテント
• 029. Good For Health, Bad For Imagination : テレビガールの家／スーパー薬局／ボスラッシュ会場
• 030. Snow Forest - A Single Flower Blooms : ヒエビエ湖（ぶつ切り）
• 031. White Surf Style 6 : ヒエビエ湖／スノードームマウンテン（ぶつ切り）
• 032. Stardust Diving *1 : 廃品投棄場
• 033. Oh My God. : 食いしん坊ネズミ登場（ぶつ切り）
• 034. A Rose By Any Other Name... : ペッシーの家／ローザのテーマ
• 035. Stardust Dusting *1 : 廃品投棄場＜ローザ追跡＞（ぶつ切り・ループあり）
• 036. CHAOS ASSEMBLY : ダウンロード画面戦／ロボハート戦（ぶつ切り）
• 037. The Elegance of the Mysterious and Distant *1 : プルート冥王星特急便／スイートハートの映画
• 038. Space Boyfriend's Tape - I Want Nothing More *1 : 特別なミックステープ
• 039. Trouble - NEVER/ALWAYS *1 : スペース彼氏復活
• 040. You Were Wrong. Go Back. *1 : スペース彼氏戦
• 041. Such A Time We Had Together *1 : 元通りになったスペースボーイ船長
• 042. Photograph : オモリとバジルのモノクロの回想
• 043. Sunday Afternoon Sunshower *1 : ハルバル町
• 044. Where We Used To Play : ハルバル公園／思い出のピクニック
• 045. Bargain Bin Boys : ホビーショップ
• 046. Woof : ミニゲーム＜ジャクソン戦＞
• 047. Realistic Space Simulation : ミニゲーム＜スペース船長の宇宙大冒険＞／画家のラジカセ／ケルのラジカセ
• 048. Jash Bash : ミニゲーム＜クラッシュバトル＞（ぶつ切り）
• 049. Jash Bash 2: New Age of Heroes : ミニゲーム（ぶつ切り）
• 050. Jash Bash 3: Jashpocalypse Infinity : ミニゲーム（ぶつ切り）
• 051. Clash of Jash : ミニゲーム＜クラッシュバトルタイトル画面＞／画家のラジカセ
• 052. Take A Load Off : ピザ屋
• 053. I Prefer My Pizza 90% Grease *1 : ピザ屋でバイト
• 054. Fresh...ish... : イセカイマート
• 055. High Fructose Headache *1 : キャンディショップ
• 056. I Think My Dad Shops Here... : 修理屋（ぶつ切り）
• 057. Just Leave Me Alone : 公園でのオーブリー戦
• 058. Cram It Wad : 不良グループ登場／THEマーヴェリックのテーマ／アメリカンなおじさんのラジカセ（ぶつ切り・ループあり）
• 059. Respite : 教会
• 060. It Means Everything. : 教会でのオーブリー戦
• 061. See You Tomorrow : 夕方のハルバル町
• 062. A Home For Flowers (Empty) : バジルの家
• 063. Help Me : 夜、風呂場で恐怖するバジル
• 064. Arachnophobia *1 : ”なにか”戦＜蜘蛛恐怖症＞
• 065. Something, Alone : 現実世界での最初の夜のあと
• 066. Fade : ”？？？”戦＜電車内・モウロウ橋・ミズクサ野原・図書館＞／スノーエンジェル戦／静寂ワンちゃん戦（ループあり）
• 067. The Heart of the Desert *1 : オレンジオアシス
• 068. Puddles : アメフリの町
• 069. PRANKED. : オレンジオアシスの迷路／王室キッチンでのバイト／苗モグラ選定／キノコっちとの出会い／双子の部屋
• 070. An Archaeic Resonance *1 : 恐竜宝探しゲーム
• 071. X' Marks The Spot! *1 : 恐竜宝探しロビー
• 072. Those Who Forget History *1 : オレンジオアシス／極悪チップ戦
• 073. Tumbleweeds : ヘクターとの再会／スイートハートの映画／ジョー兄弟の再会
• 074. Pyrefly Forest - Cat's Cradle : ヒバナ森（ほぼループ）
• 075. Forest Frenzy : ヒバナ森／カイトキッド戦
• 076. Sweet Paralysis : キングクローラー戦／肉食キング戦（ぶつ切り）
• 077. Sweetheart's Quest For Hearts : スイートハートのドキドキクエストステージ／スイートハートの映画／カジノスロット
• 078. How...sad! : 苗モグラじいやと男子3号の葬式／スイートハートの映画
• 079. How...tragic! : スイートハートのひとり結婚式／ロココの回想
• 080. Eternal Dungeon : スイートダンジョン（ループあり）
• 081. Splintered Sweets In The Castle *2 : スイートハート城
• 082. Wandering Rose : スイートハート城
• 083. Stationary Rose : スイートハート城周辺の部屋
• 084. Valour Against All Odds : マキシマス卿戦／怪しいモグラ戦／最終ツムリン戦／スイートハートの映画
• 085. I Definitely Promised You A Rose Garden : スイートハート城庭園
• 086. World's End Valentine : スイートハート戦
• 087. I Just Love The 50s!!! : スイートハートと船長との結婚式／マスタード喫茶
• 088. Lost Library : オモリだけが落ちた図書館
• 089. Bookcase : 振り返るバジル
• 090. Thrifted Tchotchkes *1 : ケルの家（ループあり）
• 091. Swirly 1000x : ハルバル町のヤンキー戦（ループあり）
• 092. Dear Little Brother... : 水の中、長い階段を降りていく
• 093. Thalassophobia *1 : ”なにか”戦＜海洋恐怖症＞（ぶつ切り）
• 094. Water : 水の中を浮かぶオモリと…
• 095. Hanging With The Boys : 兄妹、テントでの語り合い／あと1日のサニーの家
• 096. WHITE SPACE *3 : 戻った先のホワイトスペース（ループあり）
• 097. Origin : オモリとサニー
• 098. Long Way Down... : 海の中へ
• 099. The Last Resort : ラストリゾート
• 100. Not-So-Empty-House : お化けの宴
• 101. It's A Ghost Dance : お化けたちのダンス
• 102. Room For 4 : サイゴノ楽園船内
• 103. Gator Gambol : サイゴノ楽園／クラブサンド内
• 104. Clams Clams Clams : ワニエージェント／鮫羽田社長ルーム
• 105. Jawbreaker : 鮫羽田社長戦
• 106. GOLDENVENGEANCE *1 : プルートEX戦
• 107. Underwater Highway : 水中高速道路
• 108. Squall : 水中高速道路／スイカミミック戦（ぶつ切り）
• 109. Aquifer : シンエン井戸（ループあり）
• 110. Numbers : 枝サンゴとの会話／ブラックスペース:扉の先・血の池
• 111. Sinking : ハンフリー前の道（ループあり）
• 112. H20:HCL : ハンフリー内部
• 113. Chemistry On And On : ハンフリー内部のパズル
• 114. But I Wanna See It All With You! *1 : ウォータースライダー
• 115. Grimey : ハンフリー
• 116. Underwater Prom Queens : スライムガールズ戦
• 117. Whale Whale Whale : ハンフリー戦
• 118. Swallow Hollow : ハンフリーお腹の中戦
• 119. Gross... : ハンフリーからの脱出戦
• 120. That One Song But It's Some Mermaids : 水中高速道路にある人魚のカフェ
• 121. Undertow : ナラク
• 122. WHITE SPACE *3 : 戻った先のホワイトスペース（ループあり）
• 123. Fermentation Disorientation *1 : パンクチュアリへ至る祭壇室
• 124. Flouring With You : ヨミジャムオ戦
• 125. BREADY STEADY GO : アンブレッドの双子戦
• 126. Recyling Really Is A Concept : スイートハートの映画
• 127. Remember to Be Patient : スノードームマウンテン雪原
• 128. Cold! : スノードームマウンテン山頂
• 129. You Cannot Go Back *1 : スペース元旦那戦
• 130. Tee-hee Time : パーフェクトハート戦（ぶつ切り）
• 131. Welcome Again. : ブラックスペース（ループあり）
• 132. Fleur : ブラックスペース＜扉の先・四肢バラバラ＞（ループあり）
• 133. Distance : ブラックスペース＜扉の先・おしゃべりネコ＞（ループあり）
• 134. Drone : ブラックスペース＜扉の先・モノトーン＞（ループあり・ぶつ切り）
• 135. Calm : ブラックスペース＜扉の先・家々＞（ループあり）
• 136. Glade : ブラックスペース＜扉の先・うそつき＞（ループあり）
• 137. 56-12-2 : ブラックスペース＜扉の先・ニャーゴ＞
• 138. Bloom : ブラックスペース＜扉の先・バジルとスイカ＞（ループあり）
• 139. August/Water : ブラックスペース＜扉の先・知らない人と浜辺＞
• 140. 5ths : ブラックスペース＜扉の先・バジルとクモ＞（ループあり）
• 141. Waiting For... : ブラックスペース＜扉の先・のっぺらぼう＞（ループあり）
• 142. Nawa : ブラックスペース＜扉の先・バジルとエレベーター＞（ループあり）
• 143. White Pillars : ブラックスペース＜扉の先・知らない人と灰色＞（ループあり）
• 144. Come and See : ブラックスペース＜扉の先・バジルといかだ＞（ループあり）
• 145. Friends. : ブラックスペース＜扉の先・バジルとオトナリルームのみんな＞（ぶつ切り）
• 146. Friendsssssss. : ブラックスペース＜扉の先・赤と黒の靄＞（ぶつ切り）
• 147. Orchard : 赤いブラックスペース＜扉の先・雪景色＞（ループあり）
• 148. Temple : 赤いブラックスペース＜扉の先・教会＞
• 149. Look : 多分”なにか”を覗いたときの？ほぼSE的な音なのであまり聴き覚えがない（ループあり）
• 150. Bad Morning *1 : たくさん写真が貼り付けられた部屋
• 151. Listening : ”なにか”戦のあとひたすら上へ歩き続ける＜ひきこもりルートのみ＞（ループあり）
• 152. A Red Shape : あの日の真実の写真
• 153. Do You Remember? : 夜、オモリと兄妹3人だけの家／マリが弾くピアノ／タイトル画面2
• 154. Playing Forever : みんながベッドで寝ている部屋＜ひきこもりルートのみ＞
• 155. Treehouse - Here We Are, Together Again : ツリーハウス
• 156. Save : あと1日まで寝る＆抱擁するふたりのオモリ＜ひきこもりルートのみ＞
• 157. Something : ”なにか”戦＜真＞（ループあり）
• 158. A Home For Flowers (Daisy) : 枯れ果てたバジルの家／バジルの草原
• 159. Remina : あの日の長い長い階段
• 160. Normal. : 3人へのお別れの夜
• 161. Your Catastrophes : バジル戦（シームレスに後半戦曲へ続く）
• 162. Your Catastrophes - Procession : バジル後半戦
• 163. Crossroads : バジルとの最後の思い出
• 164. The Violin : おもちゃ箱の鍵
• 165. A Home For Flowers (Sunflower) : 思い出のバジルの家
• 166. You Must Carry On. : バックステージでのみんなとの最後の会話
• 167. Remembrance. : ヴァイオリン演奏
• 168. OMORI : OMORI戦（シームレスに後半戦曲へ続く）
• 169. OMORI - ALTER : OMORI後半戦
• 170. Try Again Little Brother : 最後のゲームオーバー
• 171. Perservere : ヴァイオリンを抱えて立ち上がる
• 172. DUET : ふたりのデュエットの思い出
• 173. Gone : 包容するふたり
• 174. Wake Up : 病室での目覚め
• 175. Clean Slate : 病院内
• 176. The Truth : みんなに伝えたいこと
• 177. Good Morning *1 : グッドエンディングテーマ
• 178. My Time *2 : バッドエンディングテーマ
• 179. Fin : バジルの花への水やり完遂

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ええと…まず最初に。未プレイの方向けにネタバレにならない範囲でアドバイスをしておくと、バジルの花畑への水やりを逐一忘れるな！です。ジョウロを持って畑に入って明らかに色褪せている花に向かってボタン押して水やり。偶にハートが1つ増えるおまけ付き。畑もひとつだけじゃなく幾つかあるので必ず全部見回って水やりを欠かさないように。あと残り日数が変わったら面倒でもまた見に行って水やり。これらはシークレットエンディングに必須の行動。自分はこれを最初のプレイで知らなくてクリア後攻略Wikiを眺めて唖然とすることに…。しかもこれはノーマルルート限定のシークレットエンディングらしくて今回イチからプレイしたひきこもりルートではいくら水やりやっても見れないらしいんですよねぇ。なのでシークレット見るためには3周目をプレイしないといけないことに…。

あとブラックキー収集という要素もあるのだけど、とある迷いの森でブラックキーがひとつゲット出来ます。ただこれが時限となっていてこのフィールドをクリアして抜け出すと二度とここには入ることが出来ない…。必須のキー以外は別に全て集めなくてもクリアに支障はないのだけど全て集めないと入れないダンジョンがあるので要注意。自分は（ｒｙ

というわけで、これからプレイする人には自分みたいな悲しみを背負って欲しくないのでどうかお気を付けを…。自分はさすがにこのボリューミーな内容で3周目は10時間ちょっとで行けるとはいえまたやるのもしんどいので今後のアプデで強くてニューゲームとかが実装されることに賭けます…。

1周目は自力でクリアしたので間接的に攻略サイトを解禁。既にプレイした部分は攻略を参考に、まだ未プレイのネタバレ部分は見ないよう細心の注意を払いながら。あとセーブスロット数は何故か6個だけしかなくケチケチ仕様なので上手くやり繰りしていかなければ。自分はノーマルルートとひきこもりルートの分岐直前のイセカイで分岐最終セーブを残し、それを上書きしないよう気をつけつつセーブしていきました。今回のルートで使ったスロット数は2個。それならまぁ最大6個でも支障はないとはいえ…。

ノーマルルートの別エンディングはある意味今作に求められていそうな終わり方でしたね…。サントラで唯一ボーカル入りの「My Time」がこのエンディングでしか流れないというのもまた意味深い…。他にもまだ別エンディングがあってこれはあまり余韻もへったくれもないシビアな終わり方。何も解決しない、何も進展しなかった、最悪なエンディングでもありました。あのサイレンは何を意味するのか。どれも突き放すようなエンディングでこれもまた色々な解釈や考察が出来そうですね。

そして2周目ではひきこもりルートへ。こちらの現実世界パートは実に素っ気なく終わっちゃいます。食って寝る、まさにひきこもり。ま、家の手伝いしているだけずっとマシ。精神世界パートでは今回余裕も生まれてきたので倒せなかった最初の指名手配プルートや、ズルせず自力で肉食キングもばっちし倒しておきました。

さらに攻略に頼らず自力でプレイしていては到底行けなかったであろうオレンジオアシスとアメフリの町、スノードームマウンテンにも辿り着くことが叶いました。こうゆうクリアに関係ない町とかフィールドがあるのってすごい素敵。これらの場所は確かに内容的に訪れてなくてもクリアには何ら影響はなかったところ。ただオレンジオアシスは経験値がっぽり貰えるイベントがあるのでお陰で後々の強めの雑魚が多い水エリア以降が1周目より楽にプレイ出来ましたね。おまけにまだまだ魅力的なキャラたちがいっぱい。特にパンクチュアリのアンブレッドの双子はキャラ立っていて好き。案の定ですが褐色女の子は自分には刺さりまくりますｗ　ロボハート・ミュータントハート・パーフェクトハートたちとも手合わせしてみましたがさすがにパーフェクトハートは倒すことが出来ずｗ　まぁ自分はそこまでやり込み派でもないし実績厨でもないので、戦闘BGM込みのプレイ体験が出来ただけでも良かったです。それ以前にスイートハートもあの子たちも生きていたことのほうが嬉しかったですよ。恐竜宝探しは層を進む毎に雑魚でもやたら強くてたかがウサギの攻撃が手痛い…。逆にニワトリは普通ににわとり程度のHP。というかあれはどう見ても実写取り込みなのではｗ　あ、あとあの人を食ったような迷路は許せないｗ

ひきこもりルートでも終盤のあのしんどいブラックスペースパートがあってまたニャーゴの選択を迫られたのだけどメニュー画面から自害出来ることに気付いて今回はニャーゴを殺めずに済みました。それでも今回もまた虐殺される目に合うｂｊ…

ひきこもりルートのエンディングはああゆう現実世界の展開だったので当然救いがあるわけがなく。引っ越しエンドはノーマルルートでも到達可能。ただもうひとつの別のかたちの自殺エンドは多分ひきこもりルートのみ？何もかも嫌気が刺してこの世からバイバイ。電話ベルだけが虚しく木霊…。まぁ結局のところ新曲が流れるふたつのエンディング以外、SEのみで終わるエンディングはあとに何も残らないひたすら虚しさだけが残るエンドでしたね。最初に運悪くそれらを引き当てた人は立ち直れないかこのゲームに嫌悪感を抱いて終わるかも…。なのでまだ未プレイの方へのアドバイスがあって3つ目はノックされたドアは必ず開けろ！です。

で、セーブからやり直してこのあとは色々とやり込めるターン。まさに覚めない夢。終わらない悪夢。今作最強ボスを倒したり実績解除に励んだりとまだまだ色々とやれることはありそう。ま、時限要素があるのでこの周で全部達成することは不可能なんですけどね。大体満足したなぁという良きところで一旦終えました。というわけで1周目と合わせてトータルで44時間。十分お釣りが返ってくるぐらい堪能出来ました。そして自分にとってかけがえないゲームの思い出もたっぷり作ることが出来ましたね。改めて制作者のみなさまに感謝。あと今一度言いますがほうぼうで言われてるように鬱だったり自殺だったり精神的ホラーだったりする描写はそこまでウエイト置かれてないです。それらは全体の数％程度。内容もそこまでキツくない。ホラーも偶に不意を突かれたら驚く程度。あくまでもMOTHERシリーズライクのヘンテコ系RPGゲームとして広くオススメしたいですね。食わず嫌いせず是非手にとって欲しいです。

今後もしアプデがあるとしたら要望は、強くてニューゲーム、会話SKIP、会話のバックログ、スキル装備数の増加、メニュー画面でLRボタンによるキャラ切り替え、セーブスロットの増加、戦闘＆パーティチェンジのテンポアップなど。コンシューマ版発売記念とかでそういったアプデがあったら最高ですね。

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まず、ニコが元の世界に帰るエンドはこれもまた戻すエンドと同様に突き放されるような余韻。ニコが…飛び越えて去っていく演出はこの媒体ならでは。この部分だけでもお釣りが返ってくるぐらい価値ある表現でした。

そして真エンディング。自分はてっきり終盤で真エンドへの道筋が開かれるのかと思っていたら以前までと同じだったのは序盤だけでその後のルートはガラッと展開が変わるんですね。同じパズルを解かなくて済んだのは良かった。色々と驚く展開があったのだけどネタバレになるのでそこには触れませんが、少なくともモヤッとしない終わり方、そして余韻の感じられる終わり方となっていて良質な小説を読み終えたかのような良い読了感。やはりこれは通常エンドと真エンドはセットでクリアしないと今作の真髄は掴めませんね。トータルでのプレイ時間は8時間ぐらい。これを少ないとみるか多いと見るか。数字だけなら少ないプレイ時間ですが内容はぎっしり充実。

真エンドでもやはりこれまでと同様にWindowsOSならではのギミックがあってなんとも粋な演出。まさにPCとゲームとプレイヤーとの一心同体さを味わえます。今作はほんといまだかつてないぐらい斬新なゲーム体験をさせてくれますね。いくらコンシューマ版が仮想OSという設定を設けて移植したとしてもその場限りの環境化ではこの感慨は絶対に味わえないと思います。PC環境がある人は是が非でもコンシューマ版ではなくPC版でプレイして欲しい。そして最後もやはりニコが…。とはいえ以前の体験があったので今回はそこまで驚かず。これこそまさに一度限りだからこその体験。

真エンドが終わると、やはりまた繰り返される…。調べたらどうやらまた真エンドを見るためにはセーブファイル自体削除しないといけないようでそうなるとまた1周目の通常エンドを見てからじゃないと真エンドルートには入れないみたいですね。真エンドこそまさにOneShot、限りなく一度だけだったということです。

キャラクターではニコがもちろん別格的に可愛くて愛着ありますが、エレベーターのお兄さんも好きですね。イケメンだしキャラ人気はかなり上位になっていそうな。なんとなく自分の脳内ではCV吉野裕行さんでしたｗ　カラムスとアルーラの兄妹も微笑ましくて良かったですね。特にアルーラの天真爛漫さは癒やされました。その他のキャラも含め、あの世界に嫌なキャラはひとりも居ないのでもちろん全員好きですけどね。

音楽については通常ルートのサントラの他に、真エンドとなるSolstice版のサントラも買いました。やはり印象に残ってるのは都合2周もした通常エンドのサントラ。プレイ前にAmazon Musicで視聴したときは正直あまり印象は良くなかったのだけど峡谷エリア曲となる「To Sleep」「To Dream」「Flooded Ruins」のメロディはやたら耳に残りましたね。というわけでプレイ後も一番好きなのはそれらの峡谷エリア3曲と、あの兄妹のテーマ曲「Children of the Ruins」、ビジュアルが好きな避難所エリア曲「On Little Cat Feet」「Indoors」、明るめサウンドでほっとする「Pretty nice day, huh...」「Library Stroll」、ああゆうギミックなので不思議な気持ちになりながら聴いた「Niko and the World Machine」ですね。そしてSolstice版のほうは思い出補正は弱めとはいえ絵的にインパクトのあった「Aviator」、物語の大詰めを感じた「Eleventh Hour」、運命の「Encounter」、粋な演出だったので印象深い王道のタイトル回収「Solstice」、あとゲーム内で聴いた記憶がなく多分未使用曲の「The Simulation」。

もちろん他も良い曲揃いで捨て置くような曲がないですね。ただ、贅沢な不満ですが「Distant」「Dark Stairwell」「Sonder」「Distant water」みたいな1フレーズだけの曲やドローン的な曲も律儀にループしてそれが3分以上の尺になっているので逆に聴き通すのが眠い場合もあったりしますがｗ　OneShotの曲は作曲者のNightmargin氏の趣向なのか全体的にリバーヴが多めになっていて、それがサウンドの柔らかさと奥深さを醸し出しているような気もしますね。間違いなくこのサウンドがあってのOneShotの世界でしょう。

というわけでOneShot、たっぷりと堪能いたしました。まだまだゲームというエンタメの可能性を感じさせてくれるゲームでしたね。

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